■ ホームページ作成方法 ザ・比較!今まで VS これから
用語解説。ホームページの成り立ちを家に例えると・・・
サイトは「建物」
HTMLとかCSSなどのプログラムは「建材」
ドメインは「表札」もしくは「看板」
サーバーは「土地」。レンタルサーバーなら「借地」
サイトは「建物」のイメージ
HTMLやCSSは「建築材料」
ドメインは「表札」「名札」のイメージ
サーバーは「土地」
HPを立ち上げようとすると、こうした要素ひとつひとつを検討し、選択し、設定していく必要があります。これは初心者には容易なことではありませんし、時間も相当かかります。
今までのホームページ作りってこんな感じじゃなかったですか?
「HTML?CSS?ホームページ制作ソフト購入?時間もお金もないなぁ」
「やっぱり自分でつくるなんてとってもムリ!考えたこともナイ」
「じゃあホームページ作成業者に依頼するしかない」
「でもそういう業者ってとっても数が多くって、探すだけで疲れちゃう」
「で、見積り取ったら取ったでどこも値段がとっても高い!」
「その上維持費がまた高い!」
(事前の料金イメージからすると、ゼロがひとつ多い感じ…)
「サイトの完成まですごく時間がかかる上に更新するのもいちいち大変!」
「サーバー?ドメイン?なんのこと?」
「もうはじめっからできっこないって感じ。無料ブログで済まそうかなぁ…」
これからのホームページ作成のスタンダード、「CMS」という方法
そんなあなたの悩みは過去の話になりつつあります。webの技術革新のおかげでCMS技術が飛躍的に向上したからです。
CMSとは「Contens Manegement System」の頭文字をとったもの。つまりコンテンツ(内容)をマネージメント(管理)するシステムの意味、平たく言えばホームページの中身を、閲覧状態のまますぐその場で編集できる技術です。また、それだけでなく、CMSサービスの多くでは上記のサーバーですとかドメインといった、サイトを構成する要素が最初からパッケージ化されており、初心者でもすぐサイト作成をスタートできるようになっています。
ここ数年でよく聞くようになった「クラウドコンピューター」って言葉ありますよね?個々のパソコンは単なる端末で、ネットを経由してあらゆる情報がホストコンピュータに集約されていくっていう構造のことですが、このクラウド技術がCMSの技術基盤です。
まぁそうしたむずかしい話はさておき、服を例にとれば今までのサイト制作は「完全オーダーメイド」型に相当します。つまり各人の体型を採寸し、好みのデザインも聞き、職人が手間ヒマをかけてハンドメイドで仕上げるというものです。依頼する方としては腕のいいテーラーとそうでない業者を見分ける必要もあり、 衣服自体のワンアンドオンリーな価値と引き換えに、人件費の関係で価格は高いのが通常です。
これに対し、CMS型サイトは量産服、もしくはセミオーダー服です。規格品ですがある程度まではデザインも気が利いているし、それでいて個人のデザインにも融通が利き、何より注文服より価格が安い。種類もサイズも豊富で、購入を思い立ってから手にとって実際に着られるまでの時間もとても早い、と。
量産服の欠点は没個性な点ですが、ことホームページに関しては内容・中身(コンテンツ)こそが本来の個性のはずです。デザインなどの外見も大切ですが、そうした「中味」で勝負できるサイトは、業者任せではなく自分でコンテンツを構築していくのが条件だろうと思います。サイトはあなたを表現する手段にすぎません。大事なのは内容です。
長くなりましたがとにかく今まで夢だった「画面(ブラウザーとも言います)で見たままホームページを組み立てること」が、簡単に初心者でもできるように なったんです。これは服飾の歴史における注文服から量産・セミオーダー服への移行に相当する、とても大きな転換と言えましょう。そうしたわけでCMSこそがサイト作成のスタンダードな手法になっていくと思うのです。